採血後の分注する順番

2019年12月25日

「標準採血法ガイドライン」では次のように推奨しています。

 

採血管の順序として

ホルダー採血の場合、

  1. 凝固検査用採血管
  2. 赤沈用採血管
  3. 血清用採血管
  4. ヘパリン入り採血管
  5. EDTA入り採血管
  6. 解糖阻害剤入り採血管
  7. そのほか

または、

  1. 血清用採血管
  2. 凝固検査用採血管
  3. 赤沈用採血管
  4. ヘパリン入り採血管
  5. EDTA入り採血管
  6. 解糖阻害剤入り採血管
  7. そのほか

これは採血管内の試薬が他に混入する可能性を考えたとき

検査値への影響が少なくなるように考えられた順序です。

採血管

また、注射器採血の場合、

  1. 凝固検査用採血管
  2. 赤沈用採血管
  3. ヘパリン入り採血管
  4. EDTA入り採血管
  5. 解糖阻害剤入り採血管
  6. 血清用採血管
  7. そのほか

としています。

これは採取した血液の凝固を避けるための順序です。

せっかく苦労して採血したのに凝固のため検査不能となり再採血というのは

患者の負担を考えたとき、どうしても避けたいところですからね。

 

細かい話ですが、採血管の順序についてもう一点注意事項です。

翼状針は、チューブ内に血液が残り最初の採血管は正確な量が入らないという性質があります。

このため、凝固検査用採血管や赤沈用採血管のような採血管に線が入っていて

注入する血液量に正確性が要求されるものは注意が必要です。

1番目にとらないことが無難です。

 

ということで、基本的な知識ですが検査が適切に行われるよう

採血管の順序について再確認しましょう。